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高橋真琴先生のお姫様の絵(3)

“ MACOTO 77 ” 

 現在、高橋先生は今月24日から6月4日まで、銀座のギャラリー向日葵で開催される個展“MACOTO 77”「星の天使たち」の準備をなされています。テーマは各会場ごとに異なり、先生ご自身でお決めになります。「テーマを決めるということに難しさはありませんか?」との問いに答えてくださいました。
 「テーマを決めるというのは難しいですし、ある意味でそれに拘束されるわけですから描くほうとしては大変です。しかし、テーマにそったものを考え出すということは楽しみでもあります。今年は東京と兵庫で予定しているわけですが、東京は “星の天使たち”、兵庫は “ものがたりのヒロインたち”というテーマにしました。作品はそれに合わせて新規に描き上げています。今まで数えきれないほどの絵を描いてきました。けれども、そのどれにも満足がいくというわけではありません。もちろん、大変な苦労をして描くわけですから完成した時は、どの絵も可愛いし、気に入ってます。でも、だからと言って、それが完全というわけではないんですね。だから、また次の絵を描き始める。描くたびに異なる線、異なる色合い、同じものは一つとしてないわけです。テーマを決めて描くということは挑戦なのです。苦しい、そして、楽しい挑戦ですね。」
 先生は、今年で画業58年、77歳、喜寿をお迎えになります。2会場で異なるテーマに挑み、作品を生み出すバイタリティは測れるものではありません。描きあげられた作品もその気迫を押しつけてくるようなものではありません。「高橋真琴」という芸術家自身がロマンのプリズムとでも言うのでしょうか。私が先生の作品から感じ取れるもの、それは、そのエネルギーが置き換えられて誕生する少女や動物、花を通じて伝わってくる優しさと夢の印象の広がりです。

MACOTO 77 “ MACOTO 77 ”  個展案内ハガキ 「個展の案内ハガキ」 
 
 高橋先生からは穏やかですが非常にエネルギッシュな情熱を感じます。絵についても、ただ描く側が発表、展示するのを観てもらうというのではなく、観ている人に楽しんでもらう仕掛けみたいなものも組み込まれているそうです。たとえば蜜蜂を描き、「その絵の中に何匹の蜂がいますか?」のようなナゾナゾ。花弁の中、葉の後ろ、数は「蜂」の語呂合わせで「八匹」。ちょっとしたいたずら心みたいな仕掛け。しかし、観る側はそれをきっかけに絵に加わることができます。頬を赤らめる鳩の絵を見て恋の恥じらいを感じ、そこから観ている人が自分で絵の物語を広げることができます。先生は「僕の絵は漫画的な要素もありますから、そういう仕掛けを入れやすいのです。またそんな仕掛けがあるのだと思って観ていただければ、ただ眺めるよりも楽しくなると思います。描くほうも観ているほうも一緒に楽しめますから」とおしゃっていました。

CDジャケット 「いやな予感」 人魚姫(オフセットポスター) 「人魚姫」(ポスター)
 
 先生はコーリン鉛筆のパッケージをご覧になり、話は色彩のことに移りました。「淡彩で描いていたものに黒を背景に入れてみる。僕はあまり黒、原色は使わないのだけれど、背景の一部に入れてみると意外に引き立つのを見つけたりするわけです。昔、ノートや筆箱などは男の子用は青、女の子用は赤というようにバックの色が決められていたのですけど、では、その背景色を生かすにはどうするかでいろいろなことをやってみました。どうすればその背景色が綺麗に見えるか?ですね。たとえば小さな花をたくさん描きいれたりしたわけです。こんなちっちゃな花をそれこそ数えきれないくらいに。すると “ 高橋は無駄に花を描く ” とか言われたりもしました(笑)。」

コーリン色鉛筆24色 コーリン色鉛筆24色 コーリン鉛筆 コーリン鉛筆(表)パッケージ(裏面)(裏面)

 「絵というものは描きこみすぎてもいけないんです。どこまで描くかが問題なんですね。自分で描いていて“ もっと単純でもよいのでは ないか ”と思うこともあります。しかし、あまり単純だと手抜きだと思われます。画家ですから、ある程度はプロというところを見せないと(笑)。今度の個展の絵もいろいろなことを取り入れます。ぜひ、ご覧になって楽しんでください。印刷物は再現において限界があります。肉筆でないとわからない部分があります。そういう意味でも原画というのは参考になると思いますよ。個展が終わりましたら時間ができますので、またゆっくり遊びにきてください。」

セピア…スイトピー スイトピー(部分) スイトピー 「セピア “ スイトピー ”」(原画)

 最後に「花15号」の見返し裏面に高橋先生から記念のサインをいただきました。個展前の非常にお忙しい時間でしたが高橋先生は気さくに応対してくださいました。気がつけば時間は午後1時40分を回っていました。長時間、お相手していただき本当に忝く思います。製作を中断してまでお時間を割いてくださった高橋先生に心から感謝を申し上げます。個展には必ずお伺いさせていただきます。
 
高橋先生サイン

(to be continued)
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