朝倉理恵「さよなら、今日は」
今日、運転をしている時、ふと浮かんできた「風」に関する様々なフレーズを辿って行ってたら、昔の歌謡曲に行き着きました。
とても好きな歌だったはずなのに、どうしてもその歌詞のごく一部しか思い出せません。
針飛びのするレコードのように、思い出したフレーズを聞き覚えのあるメロディにのせて何度も頭の中を巡らせました。
やはりかなり前にも同じようなことがあって、その時はレコードショップでCDを見つけることができました。
そのCDがあったはずと、心当たりのある場所を思いうかべ、帰宅して直ぐに、リビングのサイドボードに隠れた隅で埃まみれになっていたCDラックを取り出しました。
昭和48年に放映された同名のテレビドラマの主題歌としてお茶の間に流れた、朝倉理恵さんが歌っていた「さよなら、今日(こんにち)は」と言う曲です。
恥ずかしながら記憶が幼すぎてドラマ本編については何も覚えていません。
ウィキペディアで引いてみたら「東京の新宿区下落合を舞台に、祖父の彫刻家が大正時代に建てた西洋館+アトリエ(喫茶店「鉄の馬」)で暮らす吉良家の家族たちの、出会い(今日は)と別れ(さよなら)を描いたホームドラマ」とありました。
説明の全文を読んでみてもそのシーンのイメージの欠片も思い出せません。もしかしたらドラマ自体は観ていなかったのかもしれません。
その頃の僕は親戚を盥回しに流されていましたので、そのどこかで歌だけ聞いていたのかもしれないですね。見たい番組を見るということが出来なかった時期ですし、それにチャンネルを選ぶには小さすぎましたから。
朝倉理恵さんは1973年2月に「あの場所から」でソニーレコードから歌手としてデビューしました。
女優としても活動していましたが、細く優しい声にマッチしたその甘い歌い方が好きで、彼女の印象としては歌声しか記憶に残っていません。
ちょうど祖母の家に預けられていた頃で、夜遅くに裏の家のラジオから流れてくる歌を聴いて泣いていたことが思い出されます。
…どこから 来たとも 言わないで 風が、私の 気持ちに からみついてくる …
何が悲しかったのかわからないけれど、その歌声を聴くと、どうしようもなくなってしまったんですね。
まあ、小学校の低学年で、家族がひとりもいない状況で見知らぬ人の家を渡り歩いていたので、どこかに鬱積したものがあったのでしょう。
肝心の「さよなら、今日は」は、アルバム「ひとさし指」に収録されています。オリジナル盤の発売は1975年。CDは1994年に発売されています。しかしながら残念なことに現行では共に廃盤になっています。
「さよなら、今日は」 作詞・安井かずみ 作曲・坂田晃一
どこから、来たとも、言わないで風が
私の心に、からみついてくる
時に、生きてることから…
逃げたくなるけど
いつしか、やさしい、明日に抱かれる
どこから、来たとも、言わないで風が
歌えば、さよなら、そして、今日は
どこまで、行くとも、言わないで風が
私の心に、別れのくちづけ
決して、愛の前から
逃げはしないけど
なぜか、淋しい、青い空までも
どこまで、行くとも、言わないで風が
ささやく、さよなら
そして、今日は
ささやく、さよなら、
そして、今日は
朝倉理恵さんの歌の中には、他の歌手が後にカバーしているものもあります。たとえば太田裕美さんが歌った「雨だれ」、柏原芳江さんが歌った「あの場所から」など。
また、朝倉理恵さんはソニーレコードからデビューする以前に「桜井妙子」の名義で、東芝レコードの合唱団であるシンギングエンジェルスに在籍し、その後、童謡アニメソング歌手としてソロ活動をし、「幸せをはこぶメルモ」「ミスターアンデルセン」「ムーミン谷のうた」などを歌っています。
朝倉さんのCDを手に入れるのは難しいですが、これらの曲であれば聴くことはそう難しくはないと思います。
そして「こんな歌を歌っていたんだな」と思ってくださる方が、少しでもいらっしゃれば嬉しく思います。
とても好きな歌だったはずなのに、どうしてもその歌詞のごく一部しか思い出せません。
針飛びのするレコードのように、思い出したフレーズを聞き覚えのあるメロディにのせて何度も頭の中を巡らせました。
やはりかなり前にも同じようなことがあって、その時はレコードショップでCDを見つけることができました。
そのCDがあったはずと、心当たりのある場所を思いうかべ、帰宅して直ぐに、リビングのサイドボードに隠れた隅で埃まみれになっていたCDラックを取り出しました。
昭和48年に放映された同名のテレビドラマの主題歌としてお茶の間に流れた、朝倉理恵さんが歌っていた「さよなら、今日(こんにち)は」と言う曲です。
恥ずかしながら記憶が幼すぎてドラマ本編については何も覚えていません。
ウィキペディアで引いてみたら「東京の新宿区下落合を舞台に、祖父の彫刻家が大正時代に建てた西洋館+アトリエ(喫茶店「鉄の馬」)で暮らす吉良家の家族たちの、出会い(今日は)と別れ(さよなら)を描いたホームドラマ」とありました。
説明の全文を読んでみてもそのシーンのイメージの欠片も思い出せません。もしかしたらドラマ自体は観ていなかったのかもしれません。
その頃の僕は親戚を盥回しに流されていましたので、そのどこかで歌だけ聞いていたのかもしれないですね。見たい番組を見るということが出来なかった時期ですし、それにチャンネルを選ぶには小さすぎましたから。
朝倉理恵さんは1973年2月に「あの場所から」でソニーレコードから歌手としてデビューしました。
女優としても活動していましたが、細く優しい声にマッチしたその甘い歌い方が好きで、彼女の印象としては歌声しか記憶に残っていません。
ちょうど祖母の家に預けられていた頃で、夜遅くに裏の家のラジオから流れてくる歌を聴いて泣いていたことが思い出されます。
…どこから 来たとも 言わないで 風が、私の 気持ちに からみついてくる …
何が悲しかったのかわからないけれど、その歌声を聴くと、どうしようもなくなってしまったんですね。
まあ、小学校の低学年で、家族がひとりもいない状況で見知らぬ人の家を渡り歩いていたので、どこかに鬱積したものがあったのでしょう。
肝心の「さよなら、今日は」は、アルバム「ひとさし指」に収録されています。オリジナル盤の発売は1975年。CDは1994年に発売されています。しかしながら残念なことに現行では共に廃盤になっています。
「さよなら、今日は」 作詞・安井かずみ 作曲・坂田晃一
どこから、来たとも、言わないで風が
私の心に、からみついてくる
時に、生きてることから…
逃げたくなるけど
いつしか、やさしい、明日に抱かれる
どこから、来たとも、言わないで風が
歌えば、さよなら、そして、今日は
どこまで、行くとも、言わないで風が
私の心に、別れのくちづけ
決して、愛の前から
逃げはしないけど
なぜか、淋しい、青い空までも
どこまで、行くとも、言わないで風が
ささやく、さよなら
そして、今日は
ささやく、さよなら、
そして、今日は
朝倉理恵さんの歌の中には、他の歌手が後にカバーしているものもあります。たとえば太田裕美さんが歌った「雨だれ」、柏原芳江さんが歌った「あの場所から」など。
また、朝倉理恵さんはソニーレコードからデビューする以前に「桜井妙子」の名義で、東芝レコードの合唱団であるシンギングエンジェルスに在籍し、その後、童謡アニメソング歌手としてソロ活動をし、「幸せをはこぶメルモ」「ミスターアンデルセン」「ムーミン谷のうた」などを歌っています。
朝倉さんのCDを手に入れるのは難しいですが、これらの曲であれば聴くことはそう難しくはないと思います。
そして「こんな歌を歌っていたんだな」と思ってくださる方が、少しでもいらっしゃれば嬉しく思います。
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