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せがわ真子「あこがれのウィング氏へ」

 単行本未収録となっている、せがわ真子さんのデビュー作「あこがれのウィング氏へ」を参考までに全頁掲載しようかと思います。デジカメなので画像が良くありませんが、あくまで参考ですので。

 掲載は昭和49年の「少女コミック1月13日号」です。
 連載陣は、上原きみこ「ロリィの青春」、田中みつえ「金の舞銀の舞」、牧野和子「あの娘はだあれ!?」、はぎおもと「モトちゃん」、竹宮恵子「ロンド・カプリチオーソ」などでした。
 巻頭ではフジテレビ系列で新年に放映予定になっていた「新春スターかくし芸」の予告が特ダネ記事として取り上げられており、芸能トピックスでは、西條秀樹とアグネス・チャンの対談、あのねのね、水沢あきのインタビュー記事が載っています。

 あこがれのウィング氏へ(表紙) P-0
 
 さて、「あこがれのウィング氏へ」ですが、ストーリーは、幼いころ近所に住んでいた3歳年上の男の子・矢沢翼(ウィング)を高校生になった今も思い続けている女の子・牧田桂が、10年ぶりに彼女が通う高校のテニス部の臨時コーチと部員として再会するというラブ・ストーリーです。

 あこがれのウィング氏へ1 P-1 あこがれのウィング氏へ2 P-2 あこがれのウィング氏へ3 P-3

 あこがれのウィング氏へ4 P-4 あこがれのウィング氏へ5 P-5 あこがれのウィング氏へ6 P-6

 あこがれのウィング氏へ7 P-7 あこがれのウィング氏へ8 P-8 あこがれのウィング氏へ9 P-9  

 あこがれのウィング氏へ10 P-10 あこがれのウィング氏へ11 P-11 あこがれのウィング氏へ12 P-12

 せがわ真子さんはそれほど多作ではありませんが、現在はレディースコミックへ場を移して活動を続けられています。

 わたしの守護天使 15の感動クライマックス平成23年10月号

 平成23年に発表された「わたしの守護天使」は、両親から「嘘をついてはいけない」と教えられ社会人になった今も素直にそれを守っている世渡り下手な女の子が、社内の人事アンケートに正直に回答したがため、今は廃墟となりつつある会社の別荘の管理を任されることになります。女社長自らがサポートするという言葉を信じて、共に現地へ赴きますがそのボロ家っぷりに驚く主人公。しかし、その家には駆けだしの建築設計家であった頃の社長のかけがえのない思い出がやどっていたのです…、という物語です。

 夢のなかの明日1 15の感動クライマックス平成24年秋号
 夢のなかの明日2 夢の中の明日 第2部&第3部

 昨年の秋に「15の感動クライマックス・スペシャル」で発表された「夢のなかの明日」は、3部構成129頁一挙掲載の作品です。前掲のコミカルな作品とは大きく異なり、一度も働きに出たことの無い、世間知らずの主婦が主人公となり、互いに尊重し理解しあえる愛のありかたに目覚めて行くという物語です。

 簡単にあらすじを追いますと、夫に合わせることに疑問を持たず、それが自身の幸せだと思っていた彼女が、通販詐欺にあって60万円の借金を背負います。それを夫に内緒で返済するためにアンティーク・ショップでアルバイトをすることになるのですが、そこで出会ったオーナーや近くのティー・ルームのマスターなどを通じて、今まで自覚していなかった自分らしさや相互理解の意味に悩み始めます。そして、自分を理解しようとしてくれる人、その人を理解しようとする自分に幸せをみいだせること、その思いが彼女に新しい一歩を踏み出させます…、という流れになっています。

 最近の少女漫画のレディース化に伴い、本家レディコミも過激というか、ひとつ間違えば下劣に堕ちてしまう風潮のなかで、安心して読める暖かさがあります。
 せがわ真子さんの近作は、人物の描写などの目に見える部分のみならず、扱う主題も時流と共に確かに変化しています。しかし、その変化は奇抜なものでも、急激なものでもありません。今も変わることなく、登場人物に対する眼差しの柔和さが感じられ、「花詩集」当時からの作風はまだ息づいていると思えます。それらを根底で守ることの難しさも進歩のひとつなのだと改めて感じました。

 これから生まれてくる作品への期待と共に、かつての作品群ももっと広く読まれて再評価されるべき作家であると僕は思います。出会いというものがもつ暖かさや、恋愛の中心がまだ恋へのあこがれにあった頃の純粋さを、僕たちは忘れてはいけないような気がするのです。今回、偶然に読み直す機会があったことを僕は心から良かったと思っています。












 

 
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