ふらりとまた成田へ行ってきました。
家からそう遠くないとはいえ普段はあまり足を運ばないのに、今年は初詣についで2回目です。
あの時は夜更けということもあり人も少なかったですが、今日は銀座の歩行者天国もかくやと思わせる賑わいと交通規制のための渋滞。時間は午後2時を過ぎ3時に近かったのですけど。
なんとか駐車場の空きをみつけて入りましたが「節分まではこの賑わいが続くのだろうな」と、そう思った途端、「次にくるのは来年かも」が心を過りました。少なくとも節分前にはもう行かないですね。
駐車場を出て山門に向かう途中の鍋店仁勇で甘酒と酒饅頭を買って、それを食べてから新勝寺へ。
成田山新勝寺 手水で手と口を清めてから、ちらりと本堂に参詣した後、新勝寺最古の建造物である弁天堂に手を併せて、今日はこれでお寺を後にしました。いつもなら書道美術館、水琴窟などをぐるっと回るのですが参道脇のお店をみてまわりたかったので。
入ってきた山門を出て坂を上り京成成田駅へと向かいました。途中の手焼きせんべい屋、漬物屋、酒屋、ちょっと奥まったところにあるレストランなどの店先をひやかしながらぶらぶら。太鼓専門店なんていうのもあってなかなかに面白い。
手焼きせんべい 4時になると交通規制が解除されて車が参道へ入って來るようになります。
朝も昼もご飯を食べていなかったので「そろそろ何か」と思い、来た道を戻りながら飲食店を物色していましたら「うなぎ茶漬け」という文字が目に飛び込んできまして、「そういえば久しく食べてないな」と思い、その店へ。
大野屋外観 成田でも老舗であり登録有形文化財にも登録されている「大野屋」さんです。江戸中期の創業だと言われています。安政5年(1858年)の成田名所図会には既にその姿が認められます。
もともとは新勝寺に蝋燭を納める商家でしたが、当時、参拝に訪れた人の宿泊場所が限られており不便をきたしていました。そこで旅館業に転向し、現在に至ります。
今の建物は昭和10年に改築されたものです。木造四階建ての建屋は現在の建築基準では認められておりません。それだけに珍しいつくりではあります。
大野屋内部 店中に入って予定通りに「うなぎ茶漬け」の並を注文。一人前2500円です。近頃のうなぎは高価ですね。初詣の時に同じ成田参道沿いの「川豊」さんでうな重を食べました。その時も並で一人前2200円でした。
待つこと10分ほどですから、待たされるという感も全くなく食膳が運ばれてきました。
食べ方はいたって簡単。うな丼を半分ほど食べたら、白出汁のつゆを残っているご飯の上にかけ、好きな薬味をいれればいいだけです。
うなぎの蒲焼は少し薄味ですがふっくらと焼きあがっています。そこにちょっと濃いめのつゆを注ぐとほどよく香りが立ちます。多少食欲のない時でも食べられそうな感じですね。
うなぎ茶漬け 食べた後、店内の見学がてらお手洗いをお借りしてから外へ出ました。
帰りがけに黑平(くろべら)饅頭を買って帰りました。しっとりして、もちもちした黒糖生地のなかにしっかりした黒あんが入っていて、なかなかに人気のお饅頭です。
それとイイダコを丸々一匹いれたタコヤキもありました。こちらは列に並ばないと買えない状態ですね。一皿500円です。
たこやき 今日はただそれだけの日でしたね。特に何かをみつけたとか、充実していたとか、そんな感じのしないぶらっと散歩の半日、いえ、わずか2時間の散歩でした。
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