雪、そして、水泉動く

 昨日は南関東では珍しい大雪になりました。
 雪になれている方々からみれば、くるぶしにも届かぬ雪は積もったとは言わないのかもしれません。
 しかしながら雪に慣れていない僕からすると、時としてそれは大問題にも発展します。
 この日、成人式に向かわれた方もご苦労したかと思います。一入印象に残る一日になったことは間違いないでしょう。

 一月の雪01

 今頃の季節を昔の暦でさすと、小寒のうち次候第六十九候にあたります。水泉動とも呼ばれますね。
 地上は冬に覆われてはいますが地中にある泉の水が動きはじめ、見えなくとも春の兆しは確実にあると言った意味です。長い冬の厳しさを春への期待につなげようとする優しい心持が伝わってきます。

 二十四季節や七十二候なりを思う時、月並みですが昔の人々のほうが心にゆとりがあって豊かだったのだろうなと言うことですね。
 僕は先行きの不安も消えぬまま、目の前のことに大わらわで、とてもではないけれど季節を楽しむということができません。
 四季を通じてそれなりのレクリエーションはしますが、どれも刹那的な享楽で、次の季節のことなど頭に入ってはいません。

 僕が鎌倉でお世話になっていたご住職がよく「ゆとりというのは裕福なことでも、余裕があることでもない。大きくかまえて受け入れる気持ち。忙しい日常の中でふと息をついたときに自分や周りがみえてくる瞬間のことを言うんだよ。君のようにいつも殺気立っていたのでは鳥も蝶もよりつかん」と笑われていました。

 貧しくとも豊かではあるし、忙しくとも余裕を持つことはできます。僕はいまだにそれができてはいませんが、そうありたいとは思っています。

 庭に落ちる雪は唐突に積もるわけではありません。
 静かな積み重ねが気づかぬうちに庭を覆い尽くしているのです。不意に香る沈丁花もそうです。
 僕たちの時間というものも同じはずなのですけどね。それらを唐突に感じてしまうのは、受け入れる態勢に欠けているということなのでしょう。

 一月の雪02





 
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